フードテック 循環経済

スイスのフードテック企業が世界初の植物性ビーガン用ケバブを開発

Photo Credit: Planted.

「planted.kebab」と呼ばれる世界初の植物性ケバブが開発された。この動物に優しいケバブは代替肉市場における革命的な第一歩となるだろう。

2019年7月に設立されたPlantedは、精肉市場に革命を起こすことを目的で今日まで運営してきたという。今回の新製品には最新技術を詰め込み、たった4つの自然食材を植物性の肉へ変えたとのこと。その4つの自然食材とは、えんどう豆のタンパク質、えんどう豆の食物繊維、水、菜種油で、防腐剤や添加剤がなくても味、食感、口に入れたときの肉々しさを再現するのが特徴である。

すでに同スタートアップは植物性チキン・ポークを開発済みで、地元のスーパーやレストランで購入できるという。

世界初のケバブ開発には、植物性の代替チキンをケバブ用の串に何層にも巻き重ねることで、伝統的なケバブ近い見た目、味を追求しているさらに、同業界内では最も少ない原材料とされる上述の4つのみ使用したとのこと。

Photo Credit: Planted.

写真のとおり、100gあたりの植物性チキンには脂肪が3.3g、プロテインが25.7g、炭水化物が2.4gと健康食品並みの水準であることが読み取れる。

鶏むね肉100gと比較すると、脂質は1.5g ~ 11.6g(皮なし~皮あり)で、タンパク質は19.5g~22.3(皮なし~皮あり)ということなので、植物性の方が脂肪が少なくプロテインが多いことがわかる。

このスタートアップPlantedは、6つ目の資金調達ラウンドを済ませている。最後となった昨年11月に500万ユーロ(6億3500万円)もの資金調達を行い、昨年に創立してから従業員は25人以上へ増加している。

ボードメンバーであるJudith Wemmerは「私達は従来の伝統的なケバブの作り変えを目的としてきました。そしてついに達成することができ、これまでの数ヶ月にわたるリサーチ業務が、4つの素材一つ一つが食感、味、栄養価、そして口に入れたときの肉々しさを再現するのに役立っている。研究のおかげで防腐剤ゼロ、添加剤ゼロの新ケバブが出来上がったといえる。」とコメントした。

Plantedは現在、ベジタリアンやビーガンを対象に食材、料理を提供するPIYA FINE FOODと提携したことで、ビーガン向けケバブの市場導入をするという。9月より、ビーガン向けケバブはスイス国内にある15のレストランで提供されるとのこと。Plantedはヨーロッパ中で展開を目指していることから、現状はまだ初期段階だと言えそうだ。

今後の動向に注目していきたい。

参考記事

Switzerland’s Planted Foods Raises CHF 7 Million to Scale Production of Plant-based ‘Meat’

Swiss Startup Planted Foods Develops World’s First Vegan Kebab Skewer

planted.food